「傲嵐、――…」「あいよ。」
23:06 | SS | 稲葉
「真人、――…」 聞く者の抗いを許さぬ魅惑の声で、藤神は我が甥、兼、養子、兼、愛人を呼びつけた。「……あいよ。」
23:05 | SS | 稲葉
虚空から音もなく立ち現れたのは、狼身の夫・傲嵐を傍らに従えた、この家の主・藤神祐子。 死神としての戦装束も解かぬままということは臨戦態勢バッチリ、
10:28 | SS | 稲葉
一方、その頃の藤神邸と言えば――…。「……ダ、メ…だってば。もう師匠、達…、帰って、来る…って――…」
17:03 | SS | 稲葉
そしてもうひとつ、双緋には決して采藍と共に戦場に立てぬ理由があった。――それは彼らが、魂を分けた双子であるからだ。 一族の内には他にも双子や三つ子、
20:53 | SS | 稲葉
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