log

2009 *09 07 彼氏彼女の事情〔7〕

 ――先に仕掛けたのは、豪毅だった。
 この数日で、皓子の手は見せてもらった。

18:29 | SS | 稲葉

2009 *09 06 彼氏彼女の事情〔6〕

 早朝、まだ明け染めた夜の気配が色濃く残る黎明の中、二人は練兵場で対峙した。
 皓子の得物は

18:28 | SS | 稲葉

2009 *09 05 彼氏彼女の事情〔5〕

 修行帰りの理央(りお)、泰斗(たいと)を下し、守備隊きっての問題コンビ・壱意(いちい)、仁皇(におう)を倒せば、残るは大将首・豪毅と副官の魁(かい)、達帰のみとなる。
 六日目の夕刻、

14:46 | SS | 稲葉

2009 *09 04 彼氏彼女の事情〔4〕

「……次。」
 ――始まった、所謂『道場破り』は、惨憺たる有り様だった。
 二等兵、上等兵は言うに及ばず、

14:29 | SS | 稲葉

2009 *09 03 彼氏彼女の事情〔3〕

 すでに百人からいる月の宮守備隊員にしてみれば、総掛かりで一人から一本取れば良い。反面、皓子は一人ひとりから一本、合計百本をとらなければならない計算となる。内一本でも落とせば、そこで一巻の終わりだ。
「……面白い。達帰、全軍招集。」

21:40 | SS | 稲葉