「それでよ、……」 数時間後、青草の褥に横たわりながら、獣態を解いて人型に戻った顎人は、腕の中で微睡む我が巫子に問いかけた。「さっきのは、顔面に蹴りくれらんなきゃなんねぇ程のポカだったのかよ」
13:50 | SS | 稲葉